「植物が溶ける」とはどういう状態?溶ける原因と対策について解説!
「植物が急に消えた!」や「植物が透明に透けている!」「グニュグニュに柔らかくなって植物がドロドロになってしまった」なんて経験ありませんか?
これは特に多肉植物で起こりやすく、この現象を植物界では「植物が溶ける」と呼びます。
今回はこの現象の原因や対策方法について解説していきます。
溶けた植物の事例
植物が溶けるこの現象はいわゆる「腐敗」に分類されます。
植物が健康な時は緑色で綺麗ですが、植物が溶けると全体的に透け始め、茶色や黒色、黄色といった色に変色します。
植物が溶ける原因
植物が溶ける原因の多くが「高温多湿」によるものです。その他には、「風通しの悪さ」や「カビ」による病気などもあります。
多肉植物はもともと乾燥地帯に生息しており、厳しい環境で生き抜くために自身の葉や茎などに水を蓄えています。
そのため、湿度が高いと水分を貯め込みすぎてしまい、保持している余計な水分を発散することができず、蒸れによって腐ってしまう(溶けてしまう)のです。
植物の蒸散(植物体内の水分が水蒸気になって外に発散すること)を停止させて、なおかつ高温状態にあるために蒸れてしまうと腐ってしまうということですね。
植物を溶けさせないための方法
気をつけるべきポイントは以下の3つになります。
- 高温を避ける(蒸れないようにする)
- 多湿を避ける(除湿の実施や水の上げ過ぎに気をつける)
- 風通しをよくする(小型扇風機やサーキュレーターを使用する)
先ほど言及した原因を避けることが植物を溶けさせないための対策方法になります。
まとめ
植物が溶けるのは高温多湿状による風通しの悪さからくる「腐敗」が主な原因でした。
大切な植物を守るためには、「植物の蒸散を促す」ことが非常に重要になります。
サーキュレーターは植物が溶けるのを防ぐ他にも、植物の成長を促進させるといった効果などもありますので導入をオススメします。
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