実生亀甲竜の種子に土は被せる?被せない?発芽率への影響を調べてみた【検証】
亀甲竜の実生をしていると、ネット内では「種子は明るい方が発芽する」「暗い方が発芽する」と相反する情報が流れています。
そこで、今回はどちらの噂が本当なのか、実際に100粒の種子を使って検証してみましたので、その結果をまとめさせていただきます。
前提知識
種子には明るい方が発芽しやすい「好光性種子(こうこうせいしゅし)」と明るいと発芽しづらい「嫌光性種子(けんこうせいしゅし)」といった明るさに関する2つの特性があります。
ですが、必ずしもどちらかに分類されるというわけではありません。正しくは基本的に種子の発芽に明るさは関係なく、特定の種類のみが上記2つのような特性を持っていることがあるというだけです。
ここを履き違えてしまうと非常に危険ですのでご注意ください。
注意!
種子は必ずしも明るい方が発芽しやすい「好光性種子」と明るいと発芽しづらい「嫌光性種子」の2つに分類されるわけではない。発芽に必要な要素については下記の記事で解説しておりますので、詳しく知りたい方はそちらをご覧ください。
発芽率の違い
それでは覆土の有無による発芽率への影響についてですが、結果は以下のようになりました。
MEMO
- 覆土あり:50粒中39粒発芽(78%)
- 覆土あり:50粒中40粒発芽(80%)
覆土(土を被せる)の有無による違いはたったの1粒だったことから、亀甲竜の種子は明るくても暗くても発芽率には影響がないことがわかりました。
まとめ
亀甲竜の実生については覆土の有無による発芽率の影響のほかにも、「塊根を埋めた方が大きくなり、埋めない方が亀裂が成長する」という噂もあります。
そちらについては下記の記事で解説しておりますので、気になる方はぜひご覧ください。